【起き抜けにいきなり】
つ:武……もう朝よ……起きなさい……。
武:う……うーん……あと十七分……。
つ:……もう。(舌っ足らずな声で)武お兄ちゃん、起きないと学校に遅れるよ。早くしな
 いとお布団、剥いじゃうよ。
武:(ガバッと起き上がり)な、何だ!?
つ:……武の心の中にある願望を具現化してみたの……。
武:……お前な……。


【シャワーを浴びてます】
武:何だったんだ、さっきのつぐみは……ん?
つ:(扉を開けて)はわわ! た、武、ごめんなさい! 私、あなたが入ってるなんて知ら
 なくて!!
武:……今度は何だ?
つ:……進展しない幼馴染み、ないしは血の繋がらない妹みたいな感じだけど……。
武:……けど?
つ:……とりあえず色々と隠したら?
武:……。


【朝食は戦争状態】
沙:いっただきま〜す。
ホ:あ、沙羅。それぼくのだよ。
沙:ふっふふ……この赤いウィンナーが美味しいのでござる。お兄ちゃんは、茶色いので
 我慢するでござるよ。
武:……何つうか……平和だなぁ……。
つ:御主人様。箸が動いておられませんけど、お加減でも?
武:……今、またすっげえ不自然な台詞を聞いた気が……。


【バカ二人】
つ:……何よ、武。今のは駄目だって言うの?
武:……何と言うかな……所詮、うわべだけなんだ。
つ:……?
武:メイドを演じるのであれば、先ずは形から!! とりあえず普段着で言われても、ピン
 と来ない!! やはりふわふわでフリフリの西洋風ドレスみたいなのを着て、頭にもフリ
 ルのついたカチューシャを付けなくては!!
つ:……成程……。
ホ:……納得するのも、どうかと思うけど……。


【殺戮の宴】
つ:……でも、うちにそんな服無いから……沙羅。鳩鳴館の制服か冬服借りていい?
沙:……ママ……そんなことしたら、一部で失血死する人が出るから止めた方が良いと
 思うよ……。
つ:……?


【偏見全開】
沙:……ふと思ったんだけど……。
ホ:……何?
沙:ママにはやっぱり、若奥さん属性があるのかな?
ホ:……あのねえ、沙羅……。
つ:あらあら、まあまあ。
ホ:!!
沙:!
つ:……とでも言えば満足なの?
ホ:お……お母さん……。
沙:……心臓に悪すぎるでござるよ……。


【素つぐみん】
武:お前ら、何言ってるんだ? 若奥さんって言うのは頑張って三十代前半までで、それを
 越えたらだなぁ――。
沙:パ、パパ……。
ホ:それ以上は止めた方が……。
武:ん?
つ:……武の……バカァァァ!!
武:ドグメギオヤバレステオ!?


【一途な恋】
つ:(何故か瞳を潤ませて)涼権! あなたの気持ちは分かってるつもりだけど、私には
 応えることが出来ない……だって……私は……。
桑:……何の真似だ……?
つ:……彼女いない歴(検閲削除)年のあなたに、ちょっとサービスしたつもりだけど……。
桑:……俺には嫌味にしか見えんが……。


【決闘の意思表示】
つ:きゃはははは。もう、涼ちゃんってば面白すぎるよ〜♪
桑:……。
つ:……こういう娘じゃないと食指が動かないんだっけ?
桑:……お前が女じゃなきゃ、左手の手袋、投げ付けてるぞ……。


【高飛車】
つ:ふふ……武は私のもの……あなた方、負け犬の遠吠えを聞くのも、今となっては快感
 ね……。
春:……何してる訳……?
つ:……ちょっと上から見てみたんだけど……。
春:……呆れて、何も言葉が出ないわ……。


【言われてみたい】
つ:あ、あの、ごめんなさい! 武先輩のこと、取っちゃうみたいになって……で、でも、
 私だって武先輩のこと、大好きなんです!!
春:……キュレイでも頭痛ってするのね……。


【幼児退行】
つ:(幼めの声で)あのねぇ、たけちゃんはわたしのものなの〜。だから、おとなしくわた
 してくれるとうれしいかな〜。
空:……小町さん……?
つ:……素で突き放した方が良かった?
空:……久々に、怒りを通り越して殺意が沸いてきました……。


【仕事上がりに】
武:ふぃ〜。今日も疲れたな……。
つ:た・け・し。
武:な!? つ、つぐみ……なんだよ、いきなり物陰から飛び出してきて……。
つ:てへっ、待ち伏せ♪
武:……はぁ?
つ:(声のトーンを落として)……こういうのは嫌い?
武:……どう反応しろってんだよ……。


【核拡散防止条約】
沙:お二方、お帰りでござる。同伴帰宅とは、ママもやるでござるな。
つ:軍事的抑止力みたいな物ね。
沙:……?
つ:私が居れば、そうそう手出しも出来ないでしょう?
武:そこ。普通に空恐ろしい会話をしない様に。


【統計を取ってみたい】
沙:はぁ〜。やっぱりパパの作った料理は美味しいでござるな〜。
つ:……ヒロインの料理技術は、かなり高いか、前衛芸術レベルのどっちかだから、これ
 でいいのよ。
武:逆ギレだろ、そりゃ……。


【禁断の愛】
つ:……。
武:ん? つぐみ、どうした?
つ:し〜。ほら、ホクトが寝ちゃってるのよ……。
ホ:……。
武:……まあ、こいつも色々大変みたいだからな。
つ:……可愛い寝顔……何だか懐かしいわね……。
武:……。
つ:……ちゅ。
武:待て。


【陽だまりの中】
つ:(武の肩に頭を寄せながら)武……私、幸せよ……。
武:……今度は何の模倣だ?
つ:……? 私、別に誰かの真似とかしてないけど?
武:……え?
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