【あくまで二人の誕生会】
七:それでは倉成先輩、沙羅先輩、誕生日、おめでとうございま〜す。
栗:七草くんもね。一月七日だったよね?
七:はい。少し大人になりましたよ♪
三:……何処がだよ……。
七:精神的にです。万年小学二年生の三島先輩には分からないでしょうけど。
三:……八才児かよ……。
沙:ねえ、お兄ちゃん……思ったこと言っていい?
ホ:……何?
沙:……何だかとっても食われそうな予感がするんだけど……。
ホ:……ぼくも……。


【無知は罪なのか】
七:でも、双子の人の誕生会って、何か変な感じですよね。兄妹なのに、二人一緒に祝う
 なんて。あ、でも昔からそうだから、そんなに違和感無かったりします?
沙:……。
ホ:……。
七:……?


【ちなみにここは講堂で】
唯:くうぅ〜。この喉を焼くような感覚がたまらないわ〜。
ホ:……何でここに居るの……?
唯:ん? 私は焼酎とスルメイカがあれば、どこでも沸いて出るわよ。
沙:完全にオッサンでござる……。


【厳密には『元』会長】
七:って、生徒会長が率先して違法行為に手を染めてどうするんですか!?
唯:大丈夫よ〜。揉み消す自信が無い犯罪には手を出さないことにしてるから。
沙:そして極悪人でござる……。


【色々な意味で】
ホ:そう言えば会長、進路ってどうするんです? 部長は推薦、受かったんですよね?
唯:……私も同じとこよ。ま〜ったく、こんなお気楽な部の部長と生徒会長の評価が
 似たり寄ったりなんて、世の中色々間違ってるわ。
ホ:……おめでとうございます。
唯:……(照)。


【作者的には感覚で処理】
七:それでは倉成先輩、もしくは沙羅先輩! 何か一曲歌って下さい!
ホ:……へ? 何で、ぼく達二人限定なの? 普通主役は最後とかじゃない?
七:……仕方ないんです……。
ホ:……はぁ?
七:だって声設定あるの、お二方だけなんですよ!
沙:……って言うか、顔設定も――。


【すぐ気付け】
七:いえ、うちの作者、私の声に誰が合うか考えたことあるんですよ。
ホ:……あるの?
七:でも、一週間くらい後に熟考出来るほど知識が無いことに気付いて、見事に断念した
 そうです。
ホ:……。


【女神達の回帰】
?:やっぱ良いわね〜、こういう馬鹿騒ぎ。演劇部に所属してるって感じよ〜。
?:そうそう。安っぽいスナック菓子もこういう場だと美味しくて仕方ないし。
ホ:……。
?:……?
ホ:……(ニコッ)。
?:きゃ〜。倉成君が微笑んでるわ〜。
ホ:……誰だっけ?
?:……ちょっと待ったぁ!?


【女神達の道標】
?:ふっ……所詮、私達は十把ひとからげの存在……でも七草! あんたはちゃんと
 覚えてるわよね!?
七:も、もちろんです……。
?:……その自信なさげな台詞はとりあえず置いておいて……じゃあ、順に名前を
 言ってみなさい!
七:え、え〜っと……島田さん?
?:……誰?


【女神達の慙愧】
沙:無い袖は振れないというやつではござらんか?
七:……。
?:……(泣)。


【的を得た分析】
三:いいよな〜、倉成は……あんなたくさんの女の子に囲まれて……何で俺は大悟
 なんかと一緒なんだ……?
川:……と言いますか、三島先輩が無理矢理ここに引き摺り込んだんですけど。
三:当たり前だろ!? お前や部長までモテモテで孤立したら、悲しくて仕方無い!
川:……そういう態度だから、今一つ女性の心を掴めないのかと。


【今後が気になる】
栗:やあ、唯巳君。何でここに居るのかはもう一つ理解できないけど、ちゃんと
 楽しんでるかい?
唯:……そんな皮肉を言いに来たの?
栗:……いや。そう言えばまだちゃんと言ってなかったなと思ってね。
唯:……?
栗:二年間、生徒会長お疲れ様。
唯:……。


【悲しき運命】
沙:……目立ってない……。
ホ:さ、沙羅……? 目を据わらせてそういうこと言うのは、かなり怖いんだけど……。
沙:お兄ちゃんは良いの!? このままじゃ、私達主役なのに華やかなものの一つも無く
 終わっちゃうよ!!
ホ:……まあ、その状況は必ずしも良いとは言い難いんだけど……。
沙:……けど?
ホ:……家に帰っても、どの道みんなに食われることに変わりはないんじゃないかと……。
沙:……。


【解釈如何】
七:? お二方、何、話してるんです?
沙:うちの作者への不満。
ホ:人生、諦めた方が楽だなって……。
七:??


【一点突破】
三:さて皆々様。ここで一つゲームをしてはみませんか?
七:……ゲームですか?
沙:面白そうね。
三:そこでルールの方なのですが、何も賭けないというのも面白味に欠けるので、負けた
 方は一枚服を脱ぐというのは如何でしょう?
ホ:……そんなことだと思ったよ……。
沙:別にいいよ。
七:あ、私もです。
ホ:……へ?
三:……いや……正直、了解を得られるとは思わなかったんだが……本当に良いのか?
沙:但し、こっちの条件も一つ飲んでもらうけどね。
三:……?
七:勝負は一対一で出来るもので、その相手は関係ない第三者が指名するっていうのは
 どうです?
三:何だ、そんなことか。まあ、脱衣となると勝敗が明確な方が良いからな。問題ない
 だろう。
沙:……(ニヤリ)。
ホ:……?
七:皆さん、聞きましたね?
三:……ん?
川:……つまり、三島先輩はこれからここに居る全員を相手にしなくてはいけないんです。
 しかも先輩より厚着な皆さんを、ね。
ホ:……あ。


【無血開城】
七:……面白くないですよ。七連敗であっさり泣き入れるなんて。
沙:どうせなら、全部剥いちゃいたいとこだったけど――。
川:……自業自得ですね。
三:……クスン。


【自己記録には程遠い】
栗:さて……そろそろお開きにしようか。
唯:え〜〜。私、全然飲み足りない〜。
ホ:……って言うか、一升瓶が二本ほど転がってるんだけど……。
七:こっちには、ゴミ袋いっぱいのビール缶……。
ホ:……。
七:……。
ホ:……。
七:……部長……これからも気苦労が耐えそうも無いですね……。
ホ:……うん……。
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